仲間港ターミナル
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仲間港ターミナル
■ 配置計画
テーマの浮桟橋(B)の軸線を縦軸とし既設建物(うみえ~る)とのつなぎを横軸として乗船客、下船客の動線を明確にした配置計画とした。
■ 平面計画
1)平面形は観光客を大手をひろげ暖かく迎え入れるような形態、カンムリワシが翼を広げたような形とした。
2)待合ロビーから船の出入がはっきりわかるよう見 透しを良くし海の風景を楽しめるようにした。3)待合は室内のみならず外周りにも屋根のある半戸外を設け、涼風を受けながら憩える外部待合空間を設けた。
■ 立面・断面計画
古見岳等西表の大自然の山並みを背景に、伝統的な赤瓦屋根の稜線の重なりが美しく映えるような、町民にとってもなじみ易い立面計画とした。
赤瓦屋根のみならず沖縄の建築の特徴である光と影のコントラストが鮮明にでる彫りの深い表情づくり(雨端空間)に努めた。
断面計画として待合ロビーは天井を高くするなど気積を大きくし、夏場の最盛期は機械エネルギーによる空調設備を行っても、それ以外の季節は自然の風を誘い込むなど、省エネ効果を工夫した計画とした。